佐賀木挽唄 (佐賀)

ヤーレエ木挽女房(にょんぼ)に なるなよ娘
花の盛りを わびずまい
(ハーヨイショ ヨイショ)

ヤーレエ遠い畦道 よく来てくれた
裾が濡れくるまめの葉で

ヤーレエわしの若い時ゃ 袖褄(そでつま)ひかれ
今じゃ孫子に 手を引かれ

ヤーレエ月の出頃と 約束したに
月が山の端 わしゃここに

ヤーレエ親がやるとも
木挽さんにゃ行くな
仲のよいのを 引きわける